私たちの故郷、島根県石見地方。ここには四季折々に色々な表情を見せる山々、透き通った水の流れる川、澄んだ空気と全国に誇れるすばらしい自然があります。
また、現在のデジタル情報化社会においては、正反対にあたる「癒し」の空間とも言えるでしょう。特に都会で生活している人たちにとって、この自然は大変魅力あるものだと思います。
このように沢山の人たちが見たい、体験したいと言う魅力ある自然は私たち石見地方の全国に向けてのPRポイントではないでしょうか。
しかし、この自然は全くの手付かずの状況です。また、外部に向けての情報発信の方法も確立していません。
そこで、匹見町赤谷地区において、「遊木の里づくり」と称し、官民一体協力し合い、みんなの手で拠点づくりを行っていく、森林(自然)をフィールドにした活動を始めることにしました。
そして、体験交流を通じて山村地域の活性化と定住促進を図る共に林業等産業の活性化を目指していきます。
自然と遊ぶこと。その中で自然の仕組みや機能、環境を認識し、人と自然の関わりを体験しながら学んでいく里づくりです。
20世紀の終わりに遊木民倶楽部が誕生し、21世紀という新しい時代にその本格的な活動が展開されるということに心が躍ります。
人々は心の豊かさを求めながら、それを手に入れることが出来ないのでいます。
また地球環境の改善や自然との共生に貢献しようと考えてもどのようにしたら良いかという答えが見出せないままに時間だけが過ぎていくということがありませんか。
そんな時は、課題に積極的に取り組もうという共通の精神を持つ人たちが地域を越え、職業や年齢を問わず集まり、知恵を出し合い、体を動かすことにより成果があがると思うのです。
まさに、木と遊ぶことによって心のゆとりも生れることでしょう。
さらにまた、その輪を広げるために情報の発信と交流が必要であることは言うまでもありません。
遊木民倶楽部の本格的な活動とインターネットによる交流が今後望まれる循環社会の形成に大きく寄与することを期待してやみません。
遊木民倶楽部 顧問 小澤普照
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